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日本知財学会・ブランド経営分科会で「エセ商標権事件簿から『言葉の独占』問題を考える」と題する講演を行います。エセ商標権事件簿』を実務家向けに敷き直して、実務上の教訓になるような内容にするつもりです。文字列や図形、図柄って、商標登録しておけ…
『エセ著作権事件簿―著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』。第4刷の出荷が開始されました。「刊行以降、エセ著作権者が敗訴する判決が続出!」とチラシには載せてもらいましたが、本当にそうです。例えばスザンナホビーズ (編み物著作権事…
新刊『エセ商標権事件簿―商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ』(パブリブ)が12月15日頃に発売になります。『エセ著作権事件簿―著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』のシリーズ第2弾です。内容は、ゆっくり茶番劇事件、断…
2023年7月に新刊『職場の著作権対応100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)が発売になります! この本は「ビジネスパーソンや一般職場向けの著作権の本って、実はあまりないんです」という担当編集者の方の分析からスタートした企画です。そう言わ…
先日、発明推進協会さんで「企業知財担当者のためのコミュニケーション術~知財担当者が周囲とウマくやりながら成果を出すための実践的ノウハウ~」という研修の講師をしてきました。昨年も行ったものですがご好評頂けたようでしたので、今年もというお話で…
《目次》 1.トンデモエセ著作権事件の控訴審判決出る! 2.「編み物ユーチューバー事件」概要 3.いい加減な権利侵害通報は、罪になる! 4.妄想じゃない、彼女は確信犯型のエセ著作権者だ! 5.被害者の名誉が回復することを祈る! 1.トンデモエセ…
『エセ著作権事件簿―著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』では、基本的には既に判決が確定していたり、法的評価が明確になっているものなど、既に歴史になった事件を取り上げています。しかし、収録候補とした事件の中には、裁判係属中なが…
『エセ著作権事件簿』概要・目次…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』試し読み…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』書評・感想まとめ…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』動画書評・感想まとめ…本記事です。 現代とは、動画で体験をシェアす…
『エセ著作権事件簿』概要・目次…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』試し読み…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』書評・感想まとめ…本記事です。 『エセ著作権事件簿』動画書評・感想まとめ…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿—著作権ヤクザ…
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友利昴『エセ著作権事件簿—著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』を7月に発売することになりました。「著作権を大切に」という日本人の常識的な順法精神につけこんで、善良な市民の正当な表現行為に対して、不当なイチャモンや妄想をふっか…
最近の私ですが、この1、2ヶ月ほど、毎週何かしらの作業の締め切りが来ており、おかげさまで忙しくしています。ひとつBUSINESS & LAWで「法務知財・本音のアウトロー事件簿」という連載を始めたんですが、それに際し、ずっと読みたかったんだけど読めてなか…
宝島社さんから、南原詠『特許やぶりの女王—弁理士・大鳳未来』をお贈り頂きました。完全に買おうと思っていたタイミングですみません、ありがとうございます。 tkj.jp この本は、第20回「このミステリーがすごい!」大賞の栄えある大賞受賞作。特許とミステ…
先日、発明推進協会で「企業知財担当者のためのコミュニケーション術―知財担当者が周囲とウマくやりながら成果を出すための実践的ノウハウ」というセミナーをやって来ました。昨年刊行した『知財部という仕事』をベースとしたセミナーです。コロナ禍の時世で…
私は美術館に行くのがかなり好きなのだが、美術的素養がないためアートのことはさっぱり分からない。誰の絵や彫刻を鑑賞しようが、毎回感想はこれである。 「いいねぇ」 これしか言わない。あと「味があるねぇ」。バカの感想だ。以前友人の画家が個展を開い…
前提から述べると、アンブッシュマーケティングとは、オリンピックなどの大規模イベントに乗じたマーケティング活動全般のことである。IOCや組織委などの五輪組織は、長らくこれをすべて知的財産法上問題であるかのように喧伝し、社会を牽制してきたが、誤り…
緊急事態宣言という異常事態下で開催されることになった2020年東京オリンピック。解放的な雰囲気にのまれて世間の外出自粛ムードが減じていることに不安を感じ、なおも「五輪やってる場合か、ステイホームだろうが!」と思われるむきもあるでしょう。それに…
五輪マークなどのオリンピック関連商標にちょっとでも類似する商標を出願すると、4条1項6号に基づき、その商標出願は拒絶される(下図)。拒絶された出願人の主張はだいたいいつもこうだ。「私の商標は五輪の商標とは類似しないし、出所の混同を生じない」。…
「Re就活」(学情)vs「リシュ活」(履修履歴活用コンソーシアム)の商標権侵害事件。どちらも就職支援サービスで、「Re就活」が「リシュ活」を商標権侵害であるとして、使用差止と1億円の損害賠償金の支払いを求めた事件だ。大阪地裁は、侵害を認め、使用差…
ニュースなんかで、社会問題になっている事象や、不祥事を起こした人が取り上げられたとき、ゲストやVTRで弁護士が登場して「〇〇法に違反する可能性がある」「〇〇万円以下の罰金刑になるおそれがある」などと解説することがある。 それを見るたびに思うの…
『コロナマニア』(著・岩田宇伯)を読んだのだが興味深かった。コロナビール、トヨタのコロナ、コロナファンヒーターなどのように、商品名やブランド名、店名、地名、曲名、歌手名などなど、ウィルス以外の固有名詞の「コロナ」を収集して論じた本だ。 私の…
LADY GAGA事件*1。私の好きな商標の裁判事件のひとつだ。簡単に言うと、レディー・ガガの本人事務所が、日本で「LADY GAGA」をCD等の商品分野で商標登録しようとしたところ、 ・LADY GAGAというのは有名な歌手名である。→歌手名がCD等に表示された場合、それ…
友利昴『知財部という仕事』は企業で知財の仕事をしている人をターゲットに絞っている本です。めちゃめちゃ狭いよ。こんなにターゲットを絞った本が他にあるのだろうか?内容は、知財部で働く人々が、周囲のステークホルダーと、良好な関係を維持しながら仕…
消費税が10%に上がったとき、当然いやだなぁと思ったんですが、メリットがあるとすれば、8%よりは10%の方が暗算しやすくなることです。100円→110円→分かる。100円→108円→分からない。そういうことですね(そのくらいは分かれ)。 今度からレジでいくら払…
東京オリンピックを延期・中止にする方法とは?コロナウィルス騒動の中、前回の記事以降も、東京オリンピックの開催の是非について、毎日のように関係者の発言が相次いでいる。インパクトがあったのは米国トランプ大統領「1年延期した方がいいんじゃないか」…
新型コロナウィルス(COVID-19)流行の影響により、7年前から皆が楽しみにしていた(?)東京オリンピック・パラリンピックの開催に不穏な空気が流れている。 2月26日には、IOC委員のディック・パウンドが、AP通信などの取材に応じ、秋への延期や代替開催地…
少し前に『オランウータンのこと全部話します!』という講演(ボルネオ保全トラスト・ジャパン主催)が渋谷で開催されるというので、聞きに行ったのである。スピーカーは多摩動物公園などでオランウータンの世話をし、現在は保護・保全活動を行う黒鳥英俊さ…
Arts & Lawさんのご依頼で「もう怖くない!アンブッシュマーケティングを知る」というイベントに出させて頂きます。東京・飯田橋のマーケティング会社、ホットリンクさんで開催です。そして「ムゲンチザイ」シリーズの第3回として「しくじり×知財―傷だらけ…
法務人材が、法務業務をテーマに綴るリレーブログ「法務系 Advent Calendar 2019(裏)」の一環で書くものです。2019年、今年もたくさんの企業不祥事が世の中を騒がせました。ただ、僕は人の不祥事にまったく興味がないため、どんな不祥事があったのかはほと…