ブログブログ by 友利昴

自分に関する記事を書いたものです。

日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか

日本人はLとRの発音ができない?

外国映画には、LとRの発音の使い分けができない日本人が登場することがある。これはしばしば「日本人をバカにしてる?」と思われることがあるが、実際はどうなのだろう。 LとR描写で、揶揄的な意図が感じられる作品には、スピルバーグ監督の『1941』('79…

著者は本当は日本人では?『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1』

ヘンな日本描写満載のツイッター発小説『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』。著者はブラッドレー・ボンド、フィリップ・ニンジャ・モーゼズの二人のアメリカ人となっているが、こうなると本当にアメリカ人が書いているの?という疑問がわいてくる。日本…

アメリカ人のパールハーバー観と原爆観(『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』第五章の見所解説)

真珠湾攻撃を描いた映画といえば、マイケル・ベイ監督の『パール・ハーバー』が有名だ。これは、日本では評判が悪く、日本人が観て気分のよい作品ではなかった。真珠湾では日本は悪者一辺倒かぁ……と思ってしまうが、実はマイナー作も含めて様々な真珠湾映画…

クール・ジャパンは本当か?(『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』第四章の見所解説)

「これは日本のアニメだから、観ようとは思わない」 アメリカの映画評論家ロジャー・イーバートが、『崖の上のポニョ』の批評において紹介した、同作品についての「幾人かのアメリカ人の意見」だ。 www.rogerebert.com ガーン!とショックを受けた。クールジ…

ゲイシャは売春婦?サムライは野蛮?ニンジャはヒーロー?(『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』第三章の見所解説)

「日本女性の多数が、ヨーロッパやその他の外国人と同棲し、売春婦としての手当を受けている」これは、1842年発行の『ブリタニカ百科事典(第7版)』に載っていた「日本」の項からの一文だ。これは、ヒドイ!ブリタニカ百科事典といえば、18世紀から現在まで(…

ディフォルメされた日本の風景(『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』第二章の見所解説)

ハイテクトイレに対する外国人のリアクションには、本当に嬉しくなってしまう。フィクションに描かれた日本のトイレといえば、最近では『カーズ2』でレッカー車のメーターが味わった、液晶モニターによるガイド付き温水洗浄便座が記憶に新しい。あのモニター…

日本が登場する変な欧米映画シリーズ1『ガン・ホー』

1986年公開の『ガン・ホー』(監督/ロン・ハワード、主演/マイケル・キートン)は、オープニングが黒ブチ丸メガネ姿の日本人サラリーマンの絶叫から始まる。あらすじは、不景気で荒廃したアメリカのある町が、日本の自動車会社の工場を誘致して町おこしをし…

日本人のキャラクターとは?(『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』第一章の見所解説)

「日本人はどれほど秩序と礼節を重んじるか」というテーマがあります。東日本大震災のとき、海外メディアが「あんな災害が起きた中でも日本人はきちんと並んで給水を受けている!暴動が起きない!」という驚きをもって報じた記事があって、それが日本に伝わ…

『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』制作の裏側

『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』が発売になりました。今回は、その制作のウラ話を書こうと思います。 今作は、メディアファクトリーさんの『空想科学文庫』レーベルから発売されています。そう、柳田理科雄さんの『空想科学読本』シリーズを中心と…

友利昴『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』

どういう本かと言いますと。欧米の映画や海外ドラマ作品で、時々日本や日本人が描かれることがありますが、その日本描写は、しばしば、どこかが、なんだか、ちょっとオカシくありませんか?やたらと黒ブチ丸メガネをかけていたり、日本語のネオンサインがわ…