今年度は上期が執筆で忙しく、講演の仕事などは下期に回したんです。それでちょうどバランスが取れるかなと思ったんです。でも、書籍が出たことで、発売イベントや取材、寄稿などの機会を頂きまして、それはもうプロモーションになるので、できる限りお引き受けしたんですね。そうしたらもうスケジュール的にはてんやわんやでした。
一日たりとも風邪を引けない。一日寝込んだらすべてのスケジュールがドミノ倒しになる……。そんなガラス細工のパズルのピースのような日々を過ごしていました。今年はインフルエンザが流行ったし、コロナやウィルス性胃腸炎の話も聞いたので警戒しましたね。
その結果、風邪などは引かなかったんですけど、連日講演やイベントが続いた11~12月に咳喘息になってしまった。これはツラいんですが(咳のし過ぎで肋骨が痛いのもツラい)、薬と痛み止めで乗り切りました。喘息は人にうつらないので、それは不幸中の幸いでした。が、ツラさを見せないようにがんばっていたんですね~。ただ体力が激消耗したことで、この時インフルエンザのワクチンを打ちそびれたんですよ。それでもう自力で防衛するしかくなって、戦々恐々でした。毎日免疫ケアとリンゴ酢を飲んでました。
そんな思いをして実施した講演やイベントの、一部をご紹介します。こうした活動は、準備が大変で、スケジュールなどの都合で受けられないこともあるのですが、やるとこちらも勉強になるし、直接、聞いてくれる人の役に立てるのは嬉しいですね。
「BtoB中心企業のための商標の使いこなし方」は、ある企業案件としてお受けしたのですが、自分自身の気付きになることも多かったです。「エセ著作権から学ぶ『権利行使への反論術』」は、大学の授業でやったのですが、これ、通年の授業でもできるな~と思いました。権利主張・権利行使のノウハウと違って、反論術ってあまり誰も教えてくれないじゃない?
4月から、しばらくは、新作の企画制作に打ち込みたいと思います。がんばります!

「BtoB中心企業のための”商標”の使いこなし方」(2025)

「少人数知財担当者でも成果を出す秘訣」(2025, 農林水産省)

「エセ著作権から学ぶ『権利行使への反論術』」(2024, 成城大学)

「現場が抱える『著作権の困り事』の解きほぐし方」(2024, 日本弁理士会)

「時代を超えた企業の顔 明治vs平成ロゴ対決」(2025, 週刊読書人)
キリン「おいしい免疫ケア」
友利昴『企業と商標のウマい付き合い方談義』(発明推進協会)
友利昴『職場の著作権対応100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)
友利昴『エセ著作権事件簿―著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』(パブリブ)




