仕事で、昔の新聞の縮刷版やマイクロフィルムで調べ物をしていると、一面を飾った事件や政治の記事よりも、広告スペースやラ・テ欄に惹かれてしまう。
なんだか、そういう「ちょっとしたところ」にこそ、「時代の気分」が油断して現れているような気がするんだ。
日曜に単行本用の資料探索で1979年の新聞記事をあらっていたんだけど、やっぱりそういうところに見入ってしまった。
1979年、今から30年ちょっと前というこの時代では、午後9時からの「火曜映画劇場」にて放送された作品が、
『のぞき魔バッド・ロナルド 十代の異常な性欲』
だったりする。
ゴールデンタイムにまさかの異常性欲チョイス。誰が悪いわけでもない。時代の気分なんだろう。
あと当時社会民主連合から出馬していた菅直人の選挙広告の写真が若いなー、七・三だなーとか色々政治的に(どこが)語りたいことも色々あったが、何はともあれ『のぞき魔バッド・ロナルド』である。ねぇ、一体どんな話?今無性に見たい!!
ネットで検索したところ、写真つきでストーリーを紹介しているサイトもあった。江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」をものすごーく薄ーくした感じか?
予告編