TBSの深夜ラジオ『荻上チキ・Session-22』にゲスト出演してきました。編集者のハマザキカクさんが番組の方に紹介して下さった（ありがとうございます）ようで、お声かけ頂いたという次第です。
実を言いますと、うちの家族には昔からラジオを聴く習慣がなくて、これまで聴いたラジオ放送の総時間よりも、三谷幸喜の『ラヂオの時間』を観た時間の方が長いんじゃないかというくらいだったんですよ（あれ、しょっちゅうテレビでやってるからね）。
しかしお声かけ頂いた以上は、そんな体たらくでは失礼だろうということで、むさぼるように各局ラジオ番組を聴きまして、『Session-22』もポッドキャストで過去のものは聴けるだけ聴きまして、どういう話し方がいいだろうとか、どういうキャラでいけばいいのだろうとか、声のトーン、しゃべる早さはどのくらいがいいだろうとか、研究しまして、おかげで本番当日には、情報の海に溺れてすっかり正解が分からなくなってしまった。分からないけどやるしかない、そんな気持ちで行きました。深夜の赤坂TBSへ。
行ってみると、台本は事前にもらっていたんですが、それ以外ほとんどぶっつけ本番なのに驚いた！リハーサル的なものもないし、パーソナリティの荻上さん達との打合せもないんですよ。生放送中に局入りして、一曲流れている間にスタジオに入って「はじめましてよろしくお願いします」で初対面ですよ。で、「今夜のゲストは友利昴さんです…」といきなり始まる。…すごいな！
一応、台本あるんですけど、特に前半は結構フリートーク気味にぶっこんでくるんですよ、荻上さんが！切り返しに詰まったらダメだとは思ってたので、頑張って喰らいついたんですがどうだったかなぁ。でも同じ年だったのもあり、緊張しつつも話しやすかったです。メインテーマは、「それどんな商品だよ！へんな商標に迫る」ということで、拙著から厳選したへんな商標を紹介して、ツッコんだりツッコまれたりクイズ形式にしたり、してました。上手くいったかどうかは、一定期間配信されるという放送回のポッドキャストでご確認ください…。
自分で聴くのは恥ずかしいですけどね。でも聴きました。すごくベタな感想を言うと、「俺こんな声か！？」と。それと、荻上さん、アシスタントの南部アナの受け身力に助けられたなと。よく「すべらない話」って言うけど、トーク番組は「すべらせない受け身」こそ肝だと分かったね。すべらせない＝会話が弾む、ということですからね。勉強になりました！
振り返るととても楽しかったし、ラジオの面白さを感じました。
