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友利昴『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』

9月25日に、新刊『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』(メディアファクトリー)が発売になります。

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どういう本かと言いますと。

欧米の映画や海外ドラマ作品で、時々日本や日本人が描かれることがありますが、その日本描写は、しばしば、どこかが、なんだか、ちょっとオカシくありませんか?やたらと黒ブチ丸メガネをかけていたり、日本語のネオンサインがわざとらしかったり、電車が異様に混んでたり……。本書では、そんなミョーな違和感をおぼえる、欧米の大衆文化における日本描写の源流や変遷に迫っています。

文中で取り上げた作品は、マルコ・ポーロの『東方見聞録』から、『バイオハザートⅤ リトリビューション』の中島美嘉まで。古典的文献から最新映画までを同一線上で紹介しているので、バラエティ溢れる読み応えのある本になっていると思います。

章立てとしては、「日本人のキャラクター」、「日本の風景」、「サムライ・ゲイシャ・ニンジャ」、「クール・ジャパン(日本のアニメ)」、「戦争(パール・ハーバーと原爆)」という5構成。

 

文中のトピックの一例をあげますと、 

『巨大な富士山』、

『最強の武道』、

『笑っちゃうほどハイテクトイレ』、

『シャレにならない狭い部屋』、

『乱高下するサムライのイメージ』、

『どうかしていたニンジャ・ブーム』、

『何かがちがう!?アメリカで放映される日本のアニメ』

…などなど。様々なトピックから、日本と欧米の価値観ギャップの面白さ、奥深さをあぶり出してみました。

気になるお値段は、税込550円! 安い! ワンコインと50円。一足早く消費税が10%に上がったと思えば、事実上のワンコインと言っていい!…よくはないか。

いろいろと外交的な問題でギスギスしている今だからこそ、外国との価値観や立場のギャップについて、楽しみながら考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。。

日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか (空想科学文庫)
友利 昴 近藤ゆたか
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